電子回路業界の2007年生産見通し

摘要

(社)日本電子回路工業会（JPCA）は、国内の電子回路業界の実態を調査し、2006年生産実績、2007年計画及び3年後、5年後の将来予測として発表した。 それによると、電子基板、電子実装、専門加工を合わせた電子回路製造業全体としては、前年比14.8％増の2兆4,029億円となった。電子基板を見ると、2006年は前年暮れからの景気回復以降、1年を通して受注が好調に推移し、特に付加価値の高い高難易度品を中心に輸出の伸びが目覚しく全体を引っ張る形で拡大したことから、通年では前年比16.6％増の1兆3,141億円と、2000年のITバブル以来の過去2番目に高い市場規模に達した。