グルジア外国投資の急増がロシアの経済封鎖の影響を相殺

摘要

親欧米·親NATO路線を掲げるサーカシヴィリ政権に対するロシアの圧力が続いている。 ロシアは、有害物質の混入を理由として2006年3月にグルジアからのワイン、5月にはミネラルウオーターの輸入禁止を決定した。 いずれもグルジアの重要輸出品で、その5～6割がロシアに輸出されていた。 さらに、10月、グルジア当局がロシア軍将校をスパイ容疑で逮捕·拘束すると、ロシアはグルジア人に対するビザ発給、旅客輸送や郵便業務の停止といった一連の制裁措置で対抗した。 ロシアには数十万規模のグルジア人出稼ぎ労働者が在留し、彼らによる本国送金はGDPの4分の1に達すると言われている。 制裁措置のグルジア経済への影響が懸念された。