ロシア連邦首相として初来日したラーテン

摘要

プーテンがロシア連邦大統領として最後に来日したのは、今から約3年半前の2005年11月（20～22日）であった。この時、来日の時期については、2月説から愛知万博開催期間など種々あったが、結局は11月韓国で開催されたAPEG首脳会議に出席の後に日本を公式訪問することになった。日露経済交流の面から見ると、2005年は後世に残る画期的な年であった。まず6月4日サンクトペテルブルグ市でトヨタ自動車ロシア工場の起工式が盛大に行われ、プーチン大統領や森元総理も参列した。トヨタのロシア進出は、ロシアへの投資を躊躇していた日本企業を刺激して、この後日本企業のロシア進出が加速し一種のなだれ現象が生じている。日露貿易も2004年88億ドルで如たものが、2005年には106億ドル、2006年137億ドル、2007年はさらに飛躍て212億ドルに拡大している。