プラズマプロセス技術における最新動向：低温プラズマリアクタを用いた混合系VOCの分解－ジクロロメタンートルエン混合ガスの分解

摘要

VOCは光化学オキシダントや浮遊粒子状物質の前駆体として知られている。 我が国では最近、年間約185万トンのVOCが排出されている。 約90％のVOCが溶剤を中心とした固定発生源から排出されている。 今後、VOC排出の規制は排出されるVOC中の炭素総量に基づいて実施されなければならない。 したがって、固定発生源から排出されるVOCを高効率で分解する技術を確立することが必要である。