「建設業労働安全衛生マネジメントシステム（COHiSMS：コスモス）ガイドラインの概要」と「建災防におけるCOHSMSに係わる各種事業」

摘要

最近の厳しい経済環境のなかで，これまで企業において安全管理を支えてきた安全の専門家が退職または別の業務に移っているトスが多くみられる。また，企業においてはコスト縮減が大きな課題となっており，安全管理業務に「確実性」と「効率性」が同時に求められるようになってきている。 また，今後，さらに労働災害を低減していくためには，事前に建設工事に潜在する危険そのものをなくす仕組みをっくることも必要である。 さらに，これからは災害の有無の結果のみを重視した安全管理の評価では不十分であり，安全管理に取り組hでいるプロセスを適正に評価することが大事になる。このようなことから，建設業専用の労働安全衛生マネジメントシステムであるCOHSMSが注目されている。