キラリティーに魅せられて固体状恵におけるキラリティーの識別·創製·転写、測定から巻具の巻型研究まで

摘要

自然界にはキラル（カイラル＝不斉、左右の区別のあること）という概念で表現できる事象があり、単独分子、結晶、生物個体などの様々な階層で普遍的に観察される。筆者は物賃界、生物界南方においてミクロからマクロレベルまで規れる形悪のキラリティー（カイロモルフオロジー）の研究をしており、ミクロとマクロのリンクを探っている。生命世界がホモキラル（全生物に共通して、核酸（DNA/RNA）は右型の糖、タンパク質は左型のアミノ酸のみから構成される）であるために、生命現象とキラリテイーには深い関係がある。生命の起源はそのキラリテイーが説明されなくてはならないし、逆に生命の物質がキラルであることを利用して研究を蓮めることもできる。医薬晶、農薬、甘味料なども右型·左型分子により作用が全く異なることがあり、我々の生活にも密接に関連している。筆者の研究対象·手法は結晶学、分光学、分子生物学、発生生物学と多岐にわたっているが、キラリテイーに魅せられ突き進hできた結果である。その遍歴を振り返ってみた。