勝負の30年に挑む

摘要

地球温暖化を最重要課題に据えた洞爺湖サミットが閉幕しました。 2050年、CO_2排出量半減の到達目標設定が論点になっていましたが、サミット後も継続的に、より一層現実的に議論されていくことを期待しています。 地球の復元力を超えた物質移動は世代をはるかに超えた時期に跳ね返ってきます。 復元力を超え、むしろ蓄積性と見なすべき大気中のCO_2については、数百年単位での温暖化の効果(ダメージ)が予測されていますので、2050年までのCO_2排出量の削減目標だけでなく、その蓄積過程も極めて重要な意味を持ちます。