28年度微増も向こう5年は年率▲3．7％

摘要

過去10年の気温平均をベースに，経済動向，燃 転を加味した「産業用需要」＋電化 ガス化を加 味した「民生用需要」を基に需要を想定。28年皮は， 前年度比（＋）0．2％の1，610．4万kl。経済活動が好 調に推移することや，消費税増税前の駆け込み需 要，暖冬だった前年度の反動から，燃料転換や効 率改善が継続するものの，灯油需要全体では微増 の見込み。向こう5年間は年率▲3．7％，全体で▲ 17．0％と大幅に減少。産業用については経済成長 が堅調に推移する一方，各産業における燃科転換 や効率改善の進展が見込まれること，民生用は暖 房用·給湯用エネルギー源の転換のほか，人口減 少等の構造的要因も見込まれることから減少予測 となった。消費税増税により28年皮は駆け込み需 要が予想される一方，29年度は反動減により大幅 な減少（前年度比▲6．7％）となる見通し。