15年度の実績見込みは▲3.7％の1,800万t、今後は年率1.4％増想定家庭業務用、MGT·燃料電池見込むも年率0.9％増

摘要

石油製品需要想定検討会液化石油ガスWGが策定した「平成16～20年度液化石油ガス需要見通し」（5ヵ年計画）が3月26日に公表された。 平成15年度の実績見送みは冷夏·暖冬とCPの暴騰（平成14年皮下期の単純平均値P341.8、B334.8ドルの15年度上期への影響と、15年度下期の単純平均値P294.2、B294.2ドルの影響）の影響で「総需要量」は前年度比▲3.7％の1,800万5千tにまでダウンしたものの、「16年度」以降は家庭業務用分野におけるGHP、エンジンコージュネ、MGT及び燃料電池等の普及、鉱工業生産の伸び、ディーゼル代替LPG貨物車、石油化学部門における原料多様化等の要因がプラス材料となるため、家庭業務用は年率（平均）0.9％、工業用は0.6％、自動車用は1.3％、化学原料用は8.3％の割合いでの伸びを期待、総需要量も年率平均1.4％の伸びが続き、平成20年度では平成15年度の実績見込み（1,800万5千t）比7.3％増の1,931万7千tへの回復が見込めるとしている。