「水でなく光で硬化する医療用外固定材」の特徴と応用第2報～スポーツサポーター′新たな用途の可能性

摘要

現在，整形外科領域の骨折や捻挫などの治療やリハビリ領域で使用される外固定材料は熱可塑性材料，水硬化性材料が主流である。医療従事者にとって，これらの材料は使用する際，患者に適用する時の時間的な制限や，水やお湯の準備と片付けがあり簡便に使用できないなどの不便を感じている部分があった。そこで我々はこれらの問題を解決できる可視光硬化型外固定材料の開発を世界で初めて実用化した。可視光によって非常に短時間で硬化する可視光硬化性ファイバーグラススプリント「オプティキュアスプリント~R」を発売している。この外固定材料は従来の水硬化性樹脂をJ削、たものと大きく異なり，医療現場で非常に使いやすく有用であったことが報告されている。