平成18年版大阪経済·労働白書~躍動するアジアとともに発展する大阪経済（下）~

摘要

大阪府立産業開発研究所では、「平成18年版大阪経済·労働白書」を8月末に刊行しました。 本白書は三部構成となっており、第Ⅰ部は「躍動するアジアとともに発展する大阪経済」、第Ⅱ部は「平成17年の大阪経済」、第Ⅲ部は「大阪労働経済の動向」となっています。このうち第Ⅰ部について、先月に引き続きその概要を紹介します。 わが国では長い間対内直接投資は低い水準で推移していた。しかし、外資系企業の進出ほ雇用創出や技術や経営ノウハウの導入などの効果をもたらすことから、「対日投資会議」設立などの取り組みが進み、1999年以降は対内投資額が大幅に増加している。 大阪府の外資系企業数は東京都、神奈川県に次いで全国で3番目に多く、全国的に企業数が増加するなか、大阪府についても緩やかな増加傾向にある。 一方外国企業の支店数については、大阪府は東京都に次ぐ全国第2位の地位を保っている。