平成18年版大阪経済·労働白書~躍動するアジアとともに発展する大阪経済（上）~

摘要

大阪府立産業開発研究所では、「平成18年版大阪経済·労働白書」を8月末に刊行しました。 本白書は三部構成となっており、第I部「躍動するアジアとともに発展する大阪経済」、第II部「平成17年の大阪経済」、第III部「大阪労働経済の動向」となっています。このうち第三部について、今月と来月の2回にわたり、その概要を紹介します。 近年アジア経済との問で緊密な経済連携強化に向けた関係構築が進む中で、わが国にとってアジアの重要性は増大している。 アジア経済は高い成長を遂げ、「世界の成長センター」としての地位を確立させた。 なかでも、BRICsと呼ばれて注目を集めている人口規模の大きな国々のうち、中国、インドの発展は著しい。 また、タイ、ベトナムを含むメコン川流域の諸国も高い経済成長を持続しており、周辺国を含めたインフラ整備の進展は、将来の更なる発展の可能性を示すものである。