通信設備ビル内施工業務の分業を考慮した効率的作業プロセス導出法

摘要

光サービスの申し込みに対して迅速にサービスを提供するためには，人的リソースを有効に活用し，効率的なプロセスで業務を進めることが重要である。 アクセス系設備業務では，光ファイバや光スプリッタなどの非電子的な媒体を対象としているため，サービス提供のりトドタイム削減においては，人手による多くの作業の影響が無視できない．特に寓要拡大期では，複数の作業者で分業し，効率的に作業を実施する必要がある。 本稿では，通信設備ビル内（所内）の設備施工業務において，各作業者の作業量の平準化各作業者の作業プロセスの効率化を同時に満足する作業プロセスを，オーダ単位の枠を超えて，作業者毎に導出する方法を撹案する。本稿では，この間塩を分業巡回セールスマン問題（m－TSP）を応用してモデル化し，遺伝的アルゴリズム（GA）を用いて解を導出した。シミュレーションでは，オーダ単位の作業プロセスと比較して2人の分業で約30％のコスト削減効果が見られた．