本稿は,産業技術総合研究所のエネルギー·環境領域の海外派遣事業において行った在外研究について綴ったものである.筆者は本事業により2017 (平成29)年3月から約1年間,カナダのVancouverに滞在し,University of British Columbia (UBC)で在外研究を行った.貴重な機会をいただいた産総研エネルギー·環境領域の方々,快く受け入れていただいたUBCのProf. Peter Englezos にまず感謝を申し上げる.本稿では,海外移住のあhちょこ的な情報と現地での研究生活などについて,筆者の雑感を交えて紹介する.1年も居てこの程度の冒険しかしてこなかったのかと指摘されれば正直恥ずかしい限りである.すでに海外経験をされた方には懐かしさに浸っていただき,今後似たような経験をされる方たちには参考になればと思い,さらなる冒険に期待して寄稿させていただくこととする.
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