画像前線レポート：コンタックスNデジタル

摘要

1999年のニコンD1以来35mm一眼レフのレンズと互換性があるレンズ交換型デジタルー眼レフの動向が急だ。2000年にはキヤノンからEOS D30、富士写真フィルムからはファインピックスS1プロ、そして昨年末にはEOS-1Dが発売となった。普及型デジタルカメラにおいては2000年にデジタルカメラが銀塩カメラを金額的に超えたわけだが、ニコンD1発売の翌年、2000年に開催されたシドニーオリンピックはオリンピックにおいておそらく電子静止画カメラの利用が銀塩カメラより上回った最初のオリンピックと思われる。 もともと業務用途はデジタルカメラの適性が高いことが多いが、一昨年あたりからいわゆるプロ分野でもデジタルカメラの台頭が著しい。 その意味では2000年は一般用、業務用ともデジタルカメラが銀塩カメラと同等に利用され始めた年といえるのかもしれない。