食品工場におけるオゾン殺菌システム

摘要

オゾン利用は，1900年のはじめにフランスの浄水場で使用され始めて以来の長い歴史がある。 国内でも1973年に尼崎の浄水場で使用されている。食品工場においても，情報が流れてはこないが，充填豆腐の水に使用されたり，カット野菜の殺菌に使用されたりと幅広く利用されている。オゾンの強い酸化力が殺菌に利用出来ることは既に広く知られている。種々の菌種に対してのオゾンガス，オゾン水による殺菌試験データは，多くの研究者から発表されている。 食品分野へのオゾン利用については，愛知県食品工業技術センターの内藤茂三先生が，多くの研究結果を発表されているので参照願いたい。