ロボットが現場にやって来た－CASE 1 ステーキハウスで後片づけをサポートする

摘要

名古屋に本社を構えてステーキハウス「ブロンコビリー」を運営するブロンコビリーは、関東·東海·近畿地方に135店（2019年10月現在）を展開する中小の飲食チェーンだが、食器の後片づけ（下膳）にロボットを活用している。ブロンコビリーのステーキは鉄板に載せるスタイルであり、1つの鉄板の重さは約1.5kgにもなる。それを来店客に配膳し、さらに食べ終わった鉄板の片付けともなるとなかなかの重労働になる。「正午から14時までのピークタイムは特に下膳に手がまわり切らないため、来店したお客さまをお待たせしてしまいがちになります」（古田光浩取締役経営企画部長）来店客が殺到するピーク時には配膳と下膳が重なるが、どうしても配膳が優先になることから次の来店客をテーブル席に誘導するまで時間がかかってしまう。それが1つの大きな課題だった。