漁業資海の増大を目指して ～サワラとマコガレイの人工受精～

摘要

私たちの住む内海町は、小豆島の東部に位置し、瀬戸内の温暖な気候に恵まれた町である（図一）。古くからしょう油、佃煮の食品工業が　 盛hで、中でもコンプの佃煮製造業は全　 凶一位の生産量を誇っている。 また、寒霞渓や小説「二十四の瞳」の舞台となった岬の分教場、オリーブ公園など多くの名所を有し、年間一二〇万人余りの観光客が訪れている。 私は、高校を卒業した昭和五十七年から父親と共に漁業を営hでいる。春から秋にかけては、サワラ流し刺し網、マナガツオ流し刺し網、桝網などを営み、冬場は主にノリ養殖に従事している。