こうすればできるブドウ「安芸クイーン」の安定生産

摘要

県内のブドウの品種は巨峰が中心であるが、消費者の嗜好が多様化し、赤色系の品種も望まれている。 最近、赤色系で食味の良好な安芸クイーンが注目されている。 この品種は、巨峰よりも結実性が悪く、着色、果実の品質向上が栽培上の課題となっている。 最近、種なし巨峰と同様にジベレリン処理　 （以下GA処理）　 による種なし化が実用化され、結実が安定してきた。 今回は、種なし安芸クイーンの結実安定と品質が向上する栽培管理について紹介する。