(14)ジオポリマーバインダーを用いた炭化物セラミツクス固化体の作製

摘要

SiCやB4Cなどの炭化物セラミックスは通常，焼結体を作製するために1500°C以上の温度で同時に加圧（ホットプレス）する。そこで新たにアルミナ，シリカおよびアルカリを主成分とするジオポリマー1）をバインダーとして使用し，ウオームプレス2）と呼ばれる300°C以下の加熱と300MPa以下の加圧を同時に行う手法を用いて炭化物セラミックス固化体の作製を検討した。この方法を用いれば金型の形状を工夫することで任意の形状の炭化物を主成分とする固化体を作製できる利点がある。