中国全土で反日デモ ネットで大衆動員、各地で過激化

摘要

3月下旬から、日本の常任理事国入りや歴史教科書をめぐり、日本企業の製品がスーパーの棚から撤去されるなど不買運動が広がり、4月2日には中国内陸部の四川省成都市で、日本の常任理事国入りに反対する若者らが日系スーパーを襲撃する事件に発展した。 3日には広東省深耕市で2,000人規模の、9日には首都·北京で約1万人規模の反日デモに膨れ上がった。 北京では、日本大使館が投石を受け窓ガラス20数枚が割られたほか、日本大使公邸や日系企業が多いビルもガラスが割られ、一部の日本料理店が壊された。16日には上海でも数万人規模のデモが起き、日本総領事館などが被害を受けている。 中国各地で起きた反目の動きは以下のとおり。