クルージングリゾート“らべhだあ”

摘要

弊社は，日本海側の長距離フェリー航路－舞鶴～小樽間，敦賀～苫小牧間，新潟～小樽間，敦賀～新潟～秋田～苫小牧間－の4航路に，大型フェリー8隻を配船し，高速運航ダイヤを軸に貨物·旅客輸送の高品質なサービスを提供している．1970年8月舞鶴·敦賀～小樽間1，061kmの区間に第1船“すずらh丸（9，065トン）”が就航した．日本海側で初めての航路事業だけに，地元から地域経済活性化への期待が寄せられた．その“すずらh丸”は，船首が白い遮波ドームで覆われた独特の船型に，「海の新幹線」と，当時の報道が伝え話題になった．折からのモータリーゼーションの進展に伴い，輸送需要は旺盛であり，“すずらh丸”の後続船が大型化しながら次々と就航した．やがて，大型化もピークを迎えると，これまでの貨物主体の船型構造が，「船旅を楽しむ」というリゾート型フェリーに転換していく．1984年7凡舞鶴～小樽間に就航した“フェリーらいらっく（19，329トン）”は豪華客船並みの内装に仕上げられ，船旅を楽しむためのスタイルを築くことになった．