産業のグローバい化と材料技術者2．韓国の歴史·社会·産業と技術者

摘要

大韓民国（以下韓国と表記）の自動車内装表皮材メーカに電離放射線応用技術をコンサルタントするため訪問するようになってから約6年が過ぎた。フライト回数は既に100回を超えた。毎月訪問する都市は，石油化学コンビナートを中心に発展した工業都市蔚山（ウルサン）で，現代（ヒュンダイ）自動車や鮮京（SK－スンギョ）化学が本拠を構えている。その他には年に数回ソウル本社を訪問する。未だウルサンに近く（車で約30分）に位置する古都慶州（キョンジュ）や，多くの観光客が訪れるソウルの明洞（ミョンドン）も訪問したことがない。観光客は明洞で参鶏湯（サンゲタン）を食べて，アカスリをするらしい。