腎性貧血の治療では，どの程度のヘモグロビン値を目標にしたらいいですか？

摘要

腎性貧血の治療における目標ヘモグロビン値はs血液透析をしている患者としていない患者で異なります。血液透析患者の目標へモグ□ビン値は10～ 11g/dLですが，していない患者ではそれよりも少し高い値が設定されています。腎臓は造血に必要なホルモンであるエリスロポエチン を産生しているため，腎機能低下とともにエリスロポェ チン産生は低下し，腎性貧血が発症します。慢性腎臓病(chronic kidney disease ；しKD)ステ一ン4～5になな と腎性貧血の頻度が急激に増加します。