EV-E301系蓄電池駆動電車「ACCUM（アキュム）」の開発

摘要

近年，自動車業界におけるハイブリッド自動車や電気自動車の開発が進む中，JR東日本では，試験車両NEトレイン（New Energy Train）の開発を2000年から開始し，2007年にキハE200系ディーゼルハイブリッド車両を営業投入した．これに引き続き，2008年から大容量の蓄電池を搭載し，非電化区間を走行する蓄電池駆動電車と地上充電設備の開発を行った．2012 年3月まで各種試験を行い，蓄電池駆動電車システムの実用化の目途が立ったことから，EV-E301系量産先行車を製作し，2014年3月に宇都宮線，烏山線に導入した．ここでは，NEトレインによる蓄電池駆動電車システムの開発も踏まえてEV-E301系について紹介する．