CSRとISOシドニー総会

摘要

2001年4月、CSR（企業の社会的責任）への社会の関心の高まりを受け、ISO理事会は、国際規格作成可否の検討をCOPOLCO（消費者政策委員会）に委任した。 COPOLCOは、1年間の議論を経て国際規格作成が望ましいことを答申し、その後、ISO理事会は、その答申を基に2002年から賢人会議（日本から麗澤大学高教授が出席）での2年間の議論、2004年の国際ワークショップ等の結果を受け、2005年1月、ブラジル及びスウェーデンを議長·幹事国とする国際委員会を新設した。 そして、1回総会を2005年3月にブラジルで開催し、ISO 26000（社会的責任のガイダンス）の開発に第着手した。 国際委員会において、TG2議長（コミュニケーション）に冨田氏（ソニー）、TG4共同議長（適用範囲、SRの定義、SRの原則等）に熊谷氏（連合）の二人の日本人が議長に選出され、日本イニシアチブを発揮している。