「製造業務における派遣労働者に係る安全衛生の実態に関する調査研究報告書」のポイント

摘要

平成16年3月に製造業務への労働者派遣が解禁され、その後増加している。 平成19年3月に、派遣受入期間が製造業務以外の業務と同様最長3年間に延長されれば、製造業務の労働者派遣は一層増加することが見込まれている。 製造業務の労働者派遣は、派遣という就業形態に影響を受ける部分と実際に生産現場に就業することとが相まって、重要かつ独特な安全衛生面の問題があると考えられるが、製造業務に従事する派遣労働者に関する安全衛生について、派遣元事業所と派遣先事業所との連携、安全衛生管理体制、安全衛生管理活動、安全衛生教育、健康診断、労働災害の発生状況などの実情は、必ずしも明らかではない。