宮崎県における浮魚礁整備の状況

摘要

宮崎県では，昭和40-50年代から簡易型の浮魚礁の開 発を始め，昭和60年頃に県単の補助事業で，宮崎県漁業 協同組合連合会が主体となって浮魚礁を整備した。しか し，当時の浮魚礁は集魚効果は認識されていたものの， 波浪等に対する高い耐久性は有していなかった。その後，昭和60年代にマリノフォーラム21が中心とな つて耐久性が高い浮魚礁の開発試験が開始され，日向灘 にも試験機が設置されたが，当初は流出事故も発生し， 長期間の設置に耐えうる耐久性の高い浮魚礁の開発には 時間を要した。