3つのマネジメントシステム構築からさらなる飛躍をめざして--実践企業：㈱東電通

摘要

マネジメントシステムの導入，運用について平成10年から足かけ5年を迎えようとしているが，この間，コンサルタントの先生方や，日科技連の研修講師の方々の適切なご指導，そして審査員の方々には適切なご指摘を受け，審査の回を進めるに従ってシステムの向上に寄与していただいた。また，審査は相互に信頼関係がなければ成り立たない，と日頃考えているが，この点について，審査を通じてお互いに継続的改善を期待できる互恵関係が醸成されていることに心から感謝申しあげたい。 一方,社内的には，マネジメントシステムの導入推進により，それぞれの立場で役割，責任·権限が明確になり，お客様が何を要求しているか，自分たちが何をしなければならないか，システムを通して理解できるようになった。 今後，ISO14001環境マネジメントシステムの全国展開の目的が達せられた段階で，品質，環境，労働安全衛生の3つのマネジメントシステムが相互に連携して有機的に機能することとなり，改めて統合マネジメントシステムのスタート台に立つこととなり，次のステップとして総合的なマネジメントシステムを構築し，TQMを発展させる推進力になると考えている。