C型慢性肝炎に対するインターフェロンβ治療前後の肝組織像と肝組織中HCV－RNA量に関する検討

摘要

C型慢性肝炎にインターフェロン（IFN）C型慢性肝炎にインターフェロン（IFN）を投与すると，治療終了時に血中HCV－RNAは大部分の症例で陰性化するが，治療終了6カ月後には，その半数以上にHCV－RNAが再出現する。 その結果，最終的には30～40％の症例に血中HCV－RNAの持続陰性化が得られる。 また，血中HCV－RNAの持続陰性化は得られなくても，ALT倍が正常上限値の2倍以下で推移する有効例も約30％存在する。