26.EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌に対するPD-1抗体の有効性の検討

摘要

【背景】EGFR遺伝子変異陽性症例でのPD-1抗体の有効性は十分に検証されていない.【目的】EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌に対するPD-1抗体の有効性を検証する.【対象と方法】2015年12月から2017年11月までに当院でPD-1抗体の投与を受けたEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌を対象にPD-1抗体の治療効果を後方視的に検討した.【結果】症例数：18例，前治療レジメン数5未満/5以上：：7/11例，投与したPD-1抗体Nivolumao/Pembrolizumab：16/2例.奏効率は全症例5.6%(PR/SD/PD:1/1/16)，前治療レジメン数5未満/5以上：：0%(PR/SD/PD:0/0/7)/9.1%(PR/SD/PD:1/1/9)であった.【まとめ】前治療が5レジメン以上の一部の症例でPD-1抗体は有効であった.当日は各症例のPD-L1の解析結果も含め発表する.