4.コンパニオン診断薬開発の現状と課題に関する アンケート調査の概要

摘要

平成26年度よリ厚生労働科学研究委託費にて「コンノヽ°二オン診断薬の臨床性能のブリッジン グのための評価手法に関する研究」を開始し、まず国内の関連企業のコンパニオン診断薬（CDx) の開発動向および意識調査を行う目的で、Webを介したアンケ一卜調査を行った。全般的に、 業種や企業によってCDxへの取り組み状況や関心に差が見られ、様々な意見が寄せられた。製 薬企業に関しては、CDxの開発経験がある企業は3割程度であり、外資系、規模（年商）が大き い企業ほど取り扱い経験が高かった。一方で、診断薬企業については、CDxの開発経験がある 企業は4割強で、外資系が高かったが、製薬企業とは違ってあまり企業規模との相関が見られず、 比較的大きな製薬企業が、小回リの利く比較的小さな診断薬企業と組hでCDxの開発を行うと いう状況が浮き彫りとなった。