第63回学術集会臨床検査専門医catch upセミナー(2) 脂質異常症検査の活用法 一高トリグリセライド血症の検查手順一

摘要

脂質異常症は空腹時採血のサンプルを用いた血清 脂質測定により診断される。スクリーニングのための基本的な検查項目は，総コレステロール(TC),ト リグリセライド(TG)， HDLコレステロ ール(HDL-C)，LDLコレステロール（LDレC)の4項目であり，脂質 異常症の診断基準としてはTable1に示すように， LDL-C， HDL-C, TGについて設定されている。原 則的に10時間以上絶食後の空腹時に採血するが， 水やお茶などの非エネルギー飲料水の制限は必要と しない。