東北大学教授就任にあたつて 私の教育に対する考え方と研究内容について

摘要

平成21年7月1日より東北大学大学院歯学研究科口腔器官構造学分野教授に菊地正嘉先生（現東北大学名誉教授）の後任として就任いたしました市川博之です.就任にあたり， 自己紹介を兼ねて一言ご挨拶申し上げます.私は昭和32年に兵庫県姫路市で生まれ，私立白陵高校から大阪大学歯学部へ進学，昭和58年卒業致しました.その後，同大学歯学研究科博士課程の大学院生として口腔解剖学第一講座に所属し，学位取得後，同講座の助手として口腔組織学や発生学，歯の肉眼解剖学教育を担当しました.平成4年に岡山大学歯学部口腔解剖学第二講座（現口腔機能解剖学分野）に助教授として転任後は，肉眼解剖学の講義や実習を担当してきました.東北大学歯学研究科口腔器官構造学分野におきましても，肉眼解剖学教育を担当しております.