組換えDNA植物由来食品の安全性評価の実施に関するガイドライン

摘要

とうもろこしや大豆などの遺伝子組換え植物（作物）の作付面積は全世界で1996年には170万ヘクタールであったが，2000年には4，420万ヘクタール，2001年には5，260万ヘクタールと年々増え続け，ここ5年間で30倍以上にまで広がった。このように，遺伝子租換え食品の国際的な流通·開発が急速に進むなかで，コーデックスにおける国際基準作りの必要性が唱えられ，1999年の総会で日本をホスト国とするコーデックスパイオテクノロジー応用食品特別部会（CTFBT）の設置が決まったものであるが，2000年3月に千葉で開催されたバイオテクノロジー応用食品特別部会第1回会議において，安全性評価の実施のための具体的なガイドラインの策定については，上記のような状況を踏まえ，まず優先度の高い遺伝子組換え植物について行うこととなった。