ibstpi~Rコンビテンシー標準：その動向と活用法

摘要

本稿では，International Board of Standards for Training, Performance and Instruction (以T". ibstpi ；コ ンピテンシー標準の動向と活用法について解説する.ibstprは，教育専門職のコンビテンシー標準を開発?. 普及させることで個人?組織の学習?職務遂行力を高め，教育専門職による実践の質と品位を向上させること をミツションとした非営利団体である.厳格に定められた研究手続きに基づいてコンビテンシー標準を公開し て来たことで知られており，本学会も正規ユーザー団体として学会内での利活用を促進してきた.ibstpiの コンビテンシ一は，領域.コンビテンシー.行動記述の3層構造で表現されており，研修管理者?評価者?ィ ンストラクショナルデザィナー，インストラク夕一の4職種のコンピテンシーを策定.改訂してきた.それら のコンビテンシー標準を利用して，教育専門職を育成する大学院力リキュラムの外的妥当性を点検した事例を 紹介した.また，近年の学習環境の変化に伴い自律性が高く求められる学習者が成功するための「職能」とし て発表されたオンライン学習者のコンビテンシ一の利用方法についても紹介した.