吸着式ハンドを使用した4軸式ピッキングロボット導入事例－ピッキングロボット,ビジョンセンサ,混載シミュレータで構成された,多種多様なケースサイズ品のピッキングシステム

摘要

最近の酒類業界の動向は，低価格化·商品の多様化等により競争がより激化している。 メーカとしては消費者ニーズに適合する商品を迅速に且つ低価格で提供する必要に迫られている。弊社においては物流機能を増強してその一翼を担うべく，藤沢工場数地内に生産ライン隣接型物流センター「藤沢物流センター」を2001年5月に稼働させた。 物流センターの建設にあたっては省人化や作業ミスの低減によるオペレーションコストの削減を念頭に置き，その実現手段として自動ピッキングロボットシステムを導入した。本稿では自動ピッキングロボットシステム導入の背景とその特長について説明する。