プラズ·マアクチュエータによる平板翼流れの制御に関する研究（第2報：電極間距離に対する縦渦形態の変化）

摘要

近年誘電体バリア放電を利用したプラズマアクチュエータによる流体制御手法が注目されている．プラズマアクチュエータは，他の流体制御ディバイスと比較し，非常に薄く，軽量であることから，その適用範囲は広く，多くの利点が挙げられる．本研究では，平板翼面上に流れ方向に平行に互いに向かいあった電極を配置し，双方からジェットを誘起した．この時の電極間距離を変え，形成される縦渦対の渦形態を変化させ，平板翼後流に及び流れの挙動を定量的に解析した．この縦渦対が平板翼後流に与える影響を流れの可視化，及びⅩ型熱線流速計による速度分布から調査した．