ビジネスモデル“デュエット”の紹介：新しい空調サービスビジネスへの取組み

摘要

多額の資金を必要とする設備投資においては、銀行借入などで資金手当をした場合、財務諸表の有利子負債を増大させることになる。 更に、設備投資は設備を資産として所有することになる為、財務比率のROA（総資産利益率）を低下させて財務内容を悪化させる恐れが生じ、企業の格付に大きく影響を与える場合がある。この為、近年企業は資産の流動化による有利子負債の圧縮とROAの向上を図ること．を目的として、出来るだけ資産としての設備を持たない傾向となってきている。 必要なサービスはアウトソーシングで外部から供給を受け、それにより浮いた人員を中核業務へシフトさせて人員効率を上げて業績向上につなげている企業も少なくない。 この様な背景から"自前の空調設備を持つのではなく、空調サービスを買う"という顧客ニーズが最近多くなってきており、これに応えるために、当社は空調業界では初めてとなる空調サービス事業への取組みを行っている。 ここでは当社が開発した空調サービスのビジネスモデルと顧客との契約システムの内容について紹介する。