太陽光発電システム先進地区·九州における普及状況とその課題

摘要

2012年7月より導入された「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」，いわゆる再生可能エネルギーの固定価格買取制度により，わが国における太陽光発電システムの普及は，爆発的に進hだ中でも日本の西南に位置する九州1）は，特に普及が進hだ地域である．しかし，あまりにも普及（および設備認定や電力会社に対する系統接続申込）が進hだため，2014年9月24日に九州電力（株）（福岡市）が「九州本土の再生可能エネルギー発·電設備に対する接続申込の回答保留」を発表するに至った．本稿では，わが国の太陽光発電システムの普及先進地区である九州における普及状況とその課題，今後のビジネス拡大のために必要な方向性についてとりまとめる．·