豊田合成における計測技術の展開 - 計測技術情報システムづくリ

摘要

昨2002年に小柴，田中両氏がノーベル賞を受賞されました．お二人の受賞は計測技術法開発の原点に対するアイデア，理論の確立であり，科学技術の進歩は，この計測行為なくしては，無いと改めて認識させられる受賞でした．我々が何かを作るとき，あるいは，何かを見つけようとする時，意識，無意識にかかわらずこの計測のお世話になっている．「当たり前と思い込hでいる事象でも計測する事で，意外な事実を知り，課題解決に繋がった」あるいは「なるほど，納得！ と感激」することも，しばしば経験することである．今回の紹介は，基盤技術である計測技術の共有化のあり方を考え，その効用を知り身近な存在として利用でき，更には計測技術の伝承を狙いとし，ここ数年情動してきた当社における計測技術情報の展開についての報告である．技術情報の展開には，近年どこでも誰でも利用できるITを利用して進めることにした．当社には幸い社内にイントラネットが設置されている．この有効活用を試み，多くの人に気軽に利用してもらえるシステム構築を念頭において進めてきた．この展開状態を以下に報告する．