＜DLC＞ニプロと慶応大が、薬用ガラス包装容器に応用可能なDLC成膜技術の共同開発に成功

摘要

ニプロは、慶応大学理工学部の鈴木哲也教授との共同開発により、ガラス表面への「ダイヤモ1ンドライクカーボン（DLC）」の成膜技術を開発した。DLCは、人体に多く含まれ、生体組織から異物として認識されにくいという性質をもつ炭素の同素体で、高撥水性、低摩擦性、高生体適合性、抗血栓性といった特性がある。鈴木研究室では、以前より、プラスチックや金属などさまざまな材料の表面にDLCを成膜する技術を開発しており、医療機器であるステントや人工心臓等でDLCを活用する研究を進めている。