地域茶業の振興を考える如 ～茶業組織について～

摘要

地域茶業の振興を考える場合、二つの視点が浮かびます。 まず一つ目は、茶業振興を推進する側の組織です。 これには、県全体と地域ごとの組織があります。 例えば、県全体の組織としては、お茶室や茶業会議所、さらには経済連、茶商組合、問題によっては農協中央会なども関連します。 また、地域の振興組織では、県の農林事務所、農協、地域の茶商組合、市町、茶業振興協議会などもあります。 　 二つ目は、地域茶業の具体的な担い手としての茶業経営組織です。 これもそれぞれの地域により違いますが、茶農協や共同工場の多いところ、自園自製などの個人経営の多いところ、さらには製茶業の多いところなど多岐にわたります。 　 そこで、今回は茶業振興組織と経営組織について検討してみたいと思います。