茶業経営概: 茶業の経営形態と収益性（1)-経営形態の特徴

摘要

すでにみてきましたように、茶業経営は一般的な農業経営とは異なり、茶園管理をして、茶の原材料となる生葉を生産し、それにとどまらず、荒茶生産、さらには仕上げ茶を生産し、販売するという多岐にわたります。しかもそれらを経営管理する形態も、個人経営、共同経営、農協経営、会社経営、その他と多様な形態となっております。また、あとで触れますが、茶を生産する製茶工場には、多額の投資を必要とするため、個人での投資には限界があり、工場への組織的な取り組みが欠かせませh。そこで組合を組織して工場を設置し、運営する共同ェ場や茶農協などが重要な役割を果たすさらに、地域茶業の維持発展のために；場や仕上茶工場を設置している事例もみられます。