無菌化包装食品、飲料製造技術の最新動廂:UHT'ジュール加熱殺菌とァセブティック充填包装

摘要

米国トランプ新大統領の誕生によりTPPの有名無実化は避けられない見通しだが、それでも我が国食品、飲料 産業のグロ一バル化の流れは止まらない見通しだ。人口動態や経済成長の観点から、アジアでも特に東南アジア や南アジアをターゲットにした市場開拓が進められる公算が大きいからだ。その際、現地生産への前段階として 輸出を先行させるメーカーが少なくないとされる。現地インフラの未整備も想定した常温流通への対応、さらに 食の安全、安心の確保、高品質化、シェルフライフの延長などが求められる事情から、無菌化包装の有効性、重 要性が改めて認識されているようだ。一方、国内市場でも高齢者、介護向け食品の開発、商品化（業務用、コンシユー マー用を問わず）で無菌化包装技術のメリツ卜が認識され、その採用も進hでいる。そこで、本誌4月号では、無 菌化包装食品、飲料の製造技術にフォーカスし、各種技術、装置の開発状況のほか、食品、飲料メーカーの取組 みなど、その最新動向を紹介する。