施業集約化、森林境界明確化に関するセ5ナー

摘要

人工林資源が利用期を迎え，森林資源を循環利用し林業の成長産業化を実現する上で，小規模な森林所有者の 多い我が国では，施業集約化を図り，低コストでロットをまとめた木材生産を進めることが重要です。しかしな がら，高齢化、不在村化が進む中において，森林の境界明確化には一層労力を要する状況となっており，その効 果的、効率的な実施が課題となっています。林野庁では，全国の施業集約化，森林境界明確化の先進的，他地域で参考となる取組について広く知っていただくことを目的に昨年度よりセミナ一を開催しており，2回目となる 今年は1日目に森林組合や森林総合監理士 （フォレスター）の取組の発表が，2日目は3Dで見られる空中写真 を使つた実証事業や航空レ一ザの活用について民間団体から発表とそれら技術のデモンストレ一シヨンが行われ ました（表の)。本稿ではその概要についてご報告します。