「野生動物の管理、保護増殖と畜産技術」について

摘要

日本学術会議（第19期）畜産学研究連絡委員会（畜産研連）の第3回シンポジウム「野生動物の管理、保護増殖と畜産技術」が日本畜産学会，日本家禽学会，日本繁殖生物学会，日本0甫乳動物卵子学会との共同主催の下，2005年3月28日（月），東京大学農学生命不斗学研究科にて開催された．シンポジウムでは，日本畜産学会．金井幸雄理事長の挨拶，佐藤英明（畜産研連幹事）によるシンポジウムの趣旨説明の後，織口銑一（名古屋大学大学院生命農学研究科，敬称略，以下同様）「畜産学領域における哺乳類学の展開と貢献」，安藤元一（東京農業大学農学部）「人と動物のパートナーシップを考える畜産学」，桑名 貴（国立環境研究所環境研究基盤技術ラボラトリー）「野生動物の遺伝子保存技術と発生工学」，細井栄嗣（山口大学農学部）「害獣管理対策の現状と新資源としての利用法の模索」の4題の講演をいただいた．最後に矢野秀雄畜産研連委員長の司会による総合討論があり，盛会裏に終了した．シンポジウムの講演者のうち，細井を除く3名からの寄稿によし」今回の特集となったが，畜産研連において，どのような考えの下で，今回のシンポジウムが企画されたかなどについて，その経緯を紹介したい．