入めh羊におけるヨーネ病 摘発と羊型ヨーネ菌の分離

摘要

ニュージ一ランド産めh羊の輸入検疫中に，糞便のリアルタイムPCR検査でョ一ネ病患畜1頭を摘発し，自衛殺処 分した.摘発個体の糞便から0.03-0.163pg/2.5mulのヨーネ菌DNAが検出され，回腸-盲腸と付属リンパ節から最大 で14.3Pg/2.5〃Zが検出された.MGIT液体培地を用いた臓器材料の培養検査では6週目から抗酸菌が認められ，ョー ネ菌DNA量も200-600pg/2.5がへと増加し，菌の増殖が確認された.分離株はのRFLP解析により羊型菌 と同定された.ハロルド培地では材料の初代培養で菌は分離できず，継代培養においては10% C02存在下での発育促 進効果が認められた.病理学的には菌の分離部位に一致して類上皮細胞主体の肉芽腫性回腸炎が認められ，病理検査と 菌分離により確実な診断ができた.めh羊のョーネ病診断には遺伝子検査と液体培地による分離培養が高感度で有効で