Multiplex Loop-Mediated Isothermal Amplification、法による Campylobacter jejuni/coliの鑑別、法の開発

摘要

LAMP (Loop-mediated isothermal amplification)法は医療分野を中心に汎用されている遺伝子検査法の一つ であり，食品検査分野においても腸管出血性大腸菌やKudoa septempunctataの通知検査法に採用されている. LAMP法は六つの遺伝子領域を標的としたブラ イマ一を使用し，等温条件で連続的に反応が進行するこ とから，特異性が高く，高感度，迅速な反応系である. しかし，LAMP法は遺伝子増幅に伴い生じる白濁もし くは蛍光の検出により判定するため，複数の標的遺伝子 を同時検出する場合には，どの遺伝子が増幅したのか鑑 別することは難しい.