大学による震災復興支援プロジニクトの取り組みと今後の展開方向

摘要

東京農業大学では、東日本大震災が発生した当初から、教員、学生の中から自然発生的に「被災地の支援を大学として行うべきではないか」「自分たちができることをしたい」という声がわき上がった。特に学生からは被災地支援のボランティアに参加したいという声が、教員からは大学として被災地の農林水産業の復興支援の取り組みをすべきであるという声があがつた。そうした声を受けた大学当局は、大澤前学長が中心となり被災地復興支援プロジェクトの実施を二〇一一年四月には決定し、プロジHクトの名称を「東京農業大学東日本支援プロジHクト」として活動をスタ—トした。